美濃焼の器と波佐見焼のお皿
2012年 02月 14日
食器、漆器、ガラス食器、木器や鋳物、テーブル装飾等ブースを設けた様々な展示
販売があります。
そこを覗くのも楽しみの一つです。和食器などは特にこうした大きな一堂に会す時が
物が集まり好みのものが見つかり易い~(^-^)v
でも厳選は忘れちゃダメと自分に言い聞かせて…。
さて、今回私が探していたのは大きめの汁椀にもできて、小丼ぶり、中鉢になるもの
でした。今ある器がいずれかけてしまいそうな線が入ってしまったので、同じ用途に
使いたくて。
早速、鍋で『目止め』をしました。
…というのも土岐の美濃焼の陶器を買ったのです。
陶器は土もの、磁気は石もので作られていて材料が違います。
今回買った陶器は熱し易くて冷めにくいので汁ものを入れるにはもってこいというわ
けなのですが、使い初めに目止めをしないと多孔質なので磁気に比べてシミができ
やすい、衝撃に弱かったり、洗ってすぐにしまうとカビが生えたりとちょっぴりデリケー
トな性質です。
水につけると…器に水が染み入ってきて↑斑点になっていますよね。乾くと消えるので
すが、お味噌汁が染み込んだらシミになってしまうんです(><)使っていくうちに斑点
が出ないようにする為の作業なので土ものにはかかせないのです。
そんなわけで洋食器をはじめ我が家の大半が磁気ですが、久々に土ものを迎えいれた
ので目止めをしました。
鍋に米のとぎ汁を入れ、炊いたご飯を少し入れて、器を入れてフツフツなる程度の中弱
火にをかけます。米が糊の役目をしてくれます。
本当は全部浸かる大きな鍋で煮るのがいいのですが、手を抜いて器をぐるぐる回し上下
万遍なく水に浸かるよう煮ました。
20分ほど煮たら、そのまま数時間放置。あとは洗って乾かしたら使い始められます♪
こんなφ13cm×T7.5cmの器です。
藤山窯のもので手堀りの粉引しのぎと塗分しのぎです。
素朴なので今ある他の食器とバランスがととれるか少し心配していますが、和食の具沢
山の汁物や、洋風のスープ、雑炊等に味のある雰囲気がでることでしょう。使うのが楽し
みです。
この手間のかかる感じや、モダンシャープな感じから離れ、土もの独自の温かみが欲し
くなったのは自分の食生活感や実際の食事に変化を感じているからだと思います。
こちらは以前から買おうと思っていた波佐見焼は白山陶器の長方皿。
店舗でもネットでもこちらは買える定番商品ですが、色ムラなどが確認できるので選べる
場所で買おうと思っていました。大中小あるなかの中サイズ(w200×D150mm)で、色も
白とブルーとグレーの3色あり、私はグレーを選びました。
葉脈がイメージされていてお寿司屋さんや料亭で使われる葉蘭のようで上品に感じます。
今まで干物のシッポが丸皿から飛び出たり、ブリの照り焼きが大きな器の真ん中にチョコ
ンと乗っていてミジメな感じでしたので、いいサイズのお皿がようやく買えてよかったです。
ウチに縁あってきてくれたので、長く大切に使おうと思います。
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