季節の美味しいもの、春の蕗
2012年 03月 09日
ふきのとうも見かける季節になりました。
蕗についていた小さな産地を記した紙の裏にはこう書いてあります。
数少ない日本原産の野菜。全国で栽培されている蕗の品種の大部分は、今から200
年以上前に愛知県知多半島の加木屋村(現在の東海市)でみつかった「愛知早生ふき」
で柔らかくて香りが良いのが特徴です。
なるほど~♪
私はおととし初めて自分で買って煮ました。それまではあまりなじみのなかった野
菜でしたが、チャレンジして大正解。春には買いたくなる野菜へと変化しました。
以前の蕗料理の記事★
早速下ごしらえ。買ったときとは打って変わって塩で板摺りして茹でると、綺麗な
黄緑色になります。
思わず「うーん綺麗!」なんて独り言をいったりして。
茎の周囲の筋をとったら、冷水に漬けて灰汁抜き。
油揚げと出汁で薄味に煮ました。
独特の歯触りと、香りがたまりません。
+++
もう一品は、蕗の葉とじゃこの甘辛炒め
蕗の葉はトップの写真ではくるくると巻かれていますが、まるでうちわのように
まぁるく大きな葉です。
茎より葉は灰汁が強いと本にあったので、茹でた後4時間ほど冷水につけ灰汁抜き
し、調理しました。
旬のものを食べるって体にも心にも嬉しいことですね。
あさってで、東日本大震災から一年が経ちます。
地震も津波も人間を沢山のいのちを奪い、人を悲しみの底へ連れて行きました。犠
牲となったのは人間だけでなく、動物も昆虫も草も木もすべて…。
自然は癒されるものと勝手に思っていましたが、人間にとって旅行に行ったり都合
のいい時ばかりではないんですね。今回改めてまた怖さを知りました。
メディアから私に伝わることはごく一部であって、本当の被害や悲しみの大きさは
家族を亡くした方、被災した方々、故郷を追われた方々しかわからないでしょう。
気軽にかけられる言葉はみつかりません。
でもこの一年、いのちについて、原発事故について、行き場のない悲しみと不安の
中、復興、余震、改めて見直した避難や生活や節電、家族について、自分にできる
事…見えてくる様々なテーマを日本中の沢山の人が様々な場面で沢山考え、行動
し、願っていると思います。
いのちあるありがたさに感謝し、祈りたいと思います。
ご訪問のしるしにここをクリックいただけると励みになります(^^*)/
↓