ベストオブオムレツ
2012年 09月 12日

シャンソン歌手の石井好子さんの「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」
初刊は昭和38年の古い本ですがいつかいつかと思ってずっと読んでいなかった本。
なんとも素敵な本の装丁でブックカバーをかけずに家で読もうと決めました。
懐かしさを感じるのは、、、

母が買っていた"暮らしの手帖"の装丁をされている花森さんのデザインだから。
まだ幼かった子供の頃からこの繊細な絵と藤城清治さんの影絵★はじーっと見ていた
っけ♪
花森安治さん
ハナモリフォントと言ってこの字体も有名ですね。明治生まれの暮らしの手帳創刊者
で、編集者でありながら、装釘デザインや挿し絵イラストも秀逸です。
暮らしの手帖は企業広告一切なし。ガチの商品徹底比較をしていて当時の本当にい
いものが見つけられました。
例えば洗濯機20台、機能・価格比較はもちろんのこと実際に洗濯機を回して靴下の
落ち具合も比較といった徹底ぶりが私にモノ選びの原点を教えてくれました。

脱線してしまいましたが、この装丁を見るとザ・昭和の懐かしい風を運んでくれます。
自分が余裕が無い時こそ時間を見つけて、パリのエッフル塔近いアパートで焼ける
バターたっぷりのオムレツの匂いを想像するのも余裕が生まれる大切な時間になり
そうです。
シャンソンの中に‘お料理(LA CUISINE)’という曲があるそう。
「若いうちこそ美容院に通い、衣装店を巡り、それで男の心をつなぎとめていても、年
をとってくるとみんな急にお料理に熱を上げる。ダンナさまを家につなぎとめるものは
美味しい料理だけだから……」
面白いですね。今からでも料理に熱を入れても損はないってことでしょうか…♪
海の向こうの国の食への情熱を感じる本です。
まだ途中ですが、ページが過ぎて行ってしまうのが寂しい位にこの世界に浸っていて
一ページ読むごとにごくりと…お腹が空きます。
一気に読むのはやめておこうと思います(笑)
数年前に「東京の空の下おむれつのにおいは流れる」が続編で出ています。
余裕が無い今は、こういう本が気軽でとっても心地いいです。
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